食卓の上のフィロソフィー

植える、育てる、収穫する、料理する、感謝してみんなでいただく「食育」

国際家庭料理研究家の田中愛子さんが理事を務める「食育ハーブガーデン協会」。

未来の子どもたちと未来の地球のために、ハーブを「植える」「育てる」「収穫する」「料理する」「感謝していただく」の5つのステップを基本に自然の恵みの素晴らしさと実体験する食育活動を実施されています。

「食育」とは生きるちから、生きるための知恵を育んでいくことです。「食」は地球環境、経済、宗教、戦争、文化、科学、法律などすべて密接に関係しています。 時代とともに変化するもの、守っていくもの、継承していくもの・・・。 

暮らしセレクトは「子どもたちに伝えたい」食育活動を推進しています。

家庭の食卓から地球の未来を考える、小さな革命「食卓の上のフィロソフィー」

田中愛子さんが提言「食卓の上のフィロソフィー」

食卓の上のフィロソフィー 10ヶ条

1,毎日心を込めてお料理をしよう。

2,季節の恵み、土の恵み、海の恵みに感謝しよう。

3,人と語り合い、笑い合える食卓は、人生の宝物。もっと楽しみましょう。

4,食卓は身近な美術館。食卓にある器や道具の美しさを知ろう。

5,受け継がれてきた伝統のレシピ、今日生まれてくる新しいレシピは、知恵と愛情が詰まっています。

6,食卓に並ぶ食材は、世界の歴史と文化の展示場。

7,食卓できちんと美しく食べる習慣を大切にしよう。

8,今、世界中で8億人の人々が飢えに苦しんでいます。その真実をもっと知ろう。

9,未来に紡ぐ「すこやかな食と暮らし」のために、毎日の「食卓」から革命を起こそう。

10、幼い頃から「すこやかな美味しい食卓」を体験することは、人格を育て、持続可能な未来を築く原動力です。

食卓の上のグローバル化によりもたらされた問題

暮らしを便利に、より快適に生きていくためテクノロジーが発達。

その結果、生活は一変し世界中に「安くて、おいしくて、簡単な食べ物」が溢れるようになりました。

食卓の上は世界各国の食べ物で満たされ、世界中で同じものを食べるようになり、

それぞれの地域で受け継がれてきた習慣や食文化が失われつつあります。

「安くて、おいしい食べ物」を生み出すために、大量生産、遺伝子組み換え食品、合成添加物・保存料の使用が必須となり、人の健康や自然環境に大きな負担がかかっています。

また、こうした経済システム中で大きな経済格差が生じています。

これらが原因となって起こる紛争や飢餓は、一番心を痛める世界共通の問題です。

家庭料理の力で問題解決のきっかけをつくる

・食という視点からそれらの問題意識をひとりでも多くのみなさんにお伝えすること。

・山や海の生物の多様性を守り、さまざまな国々の食文化や食の伝統を次世代に継承すること。

・やさしい笑顔にあふれた、健やかな暮らしが未来へと続くこと。

「家庭料理の力」が大きな役割を果たすと考えています。

家族を愛することは街を愛すること、街を愛することは国を愛すること

国を愛することは地球を愛することです。

毎日の暮らしの中で、土に触れ、自然のやさしさや素晴らしさを体験しながら、自分で植えて育てたものを食べる幸せはかけがえのないものです。

日々の暮らしを大切に、健やかな愛情いっぱいの食卓と家族の笑顔が溢れる食卓を次世代にもつなぎたいと考えています。

人々が育んできた食文化を未来へとつなぎ

家庭の食卓から地球の未来を変える、小さな革命

それが「食卓の上のフィロソフィー」。

参考

「食卓の上のフィロソフィー」

田中愛子著 旭屋出版

【田中愛子氏プロフィール】

大阪樟蔭女子大学 教授

内閣府地方創生SDGs FSRI分科会

(SDGsのためのフードスタディーズ研究会)

食育ハーブガーデン教会 理事長

日本料理国際化協会理事長

AIKO TANAKA CULINARY SCHOOL 主催

料理家吉岡昭子氏につき家庭料理の基礎を学ぶ。その後、ニューヨークを起点に世界を歩く語学力を活かし世界の家庭料理、食文化を研究。「食卓の上のフィロソフィー」を提唱し、食育活動や企業指導を行う。2014年大阪樟蔭女子大学教授に就任し、「フードスタディーズ コース」創設に尽力、人気コースとなる。世界各地の学会において、日本料理の魅力を伝える活動をしている。

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